こんな時は・・・・
2018年01月05日
|
メンテナンス
|
ガレージドアの修理
|
LIFTMASTER
|
オーバースライダー
|
リフトマスター 修理
いつもリモコン操作一つで開閉するオーバースライダーですが、いろいろな故障で突然動かなくなることがあります。
1.スプリングの消耗による破断
オーバースライダーはトーションスプリングの巻き戻す力を利用して開閉しています。トーションスプリングは開閉するごとにねじられたり戻ったりの繰り返し。
このトーションスプリングは新設時から約8年~で破断する可能性が大きくなる消耗品です。万が一破断した場合はスプリングで巻き上げる事が出来なくなりますので、オーバースライダーは開閉する事が難しくなります。
※カバー付のスプリングやインナーチューブ式のスプリングは目視では判断できません
スプリングが破断しているかどうかはスプリング自体が二つに分かれてしまうので、目視で判断できます。このような場合は、オーバースライダーのパネルに合わせたスプリングを選定し交換する事で解消します。
※上は交換用のスプリング、下は破断したスプリング
スプリング交換で重要なのは、現在のオーバースライダーパネルに合ったスプリングを選定する事です。間違ったスプリングを設置した場合、電動オープナーに過大な負担がかかり場合によってはパネルの破損、電動オープナーの故障につながります。
2.障害物センサーの異常
トラックレール(オーバースライダーのローラーが往復をするレール)の左右下部分に設置されている障害物センサー。
このセンサーを遮るとオープナーは障害物を判断して動かなくなります。単に障害物があるならそれを取り除けば解消されますが、障害物が無いにもかかわらず動作しない、少し動いて戻ってしまうなどの場合はセンサーそのものの故障かオープナー本体内部の基盤エラーが考えられます。
基盤エラーの場合はオープナーに合った型番の基盤を用意できれば交換・調整で解消する事ができますが、設置から15年以上経過したオープナーは新しいオープナーへの交換を検討した方が長い目でみれば得策です。また、周波数(富士川以東は50Hz)の違いにより突然動作が不安定になる事例もあります。
3.モーターギアやベルトの消耗
電動のオープナーにはモーターの回転力をチェーンやベルトに伝えるギアが付いています。長年の使用でこのギアが消耗したり、ギアを貫通しているシャフトが破断するとオープナーの力を適切にチェーンやベルトに伝えることが出来なくなります。この場合の特有の現象として、いつもの通りにスイッチを押してもオーバースライダーは動かず、モーターの回転音だけが「ブーン」と鳴ります。ベルトドライブの場合、ベルトの山がすり減ってギアが空回りすることもあります。
この場合、ベルトアッセンブリーの交換やギアアッセンブリーを交換にて対応、もしくは電動オープナーそのものを交換します。
4.オープナー本体の故障またはリモコンの故障など
たまにあるのがこの症状。スイッチを押してもウンともスンとも反応が無い。この場合の多くは2で書いた通り基盤のエラーによるもの、もしくは落雷による誘電雷の影響です。落雷による影響の場合、家屋に掛けている火災保険で賄える場合もありますので、まずは保険会社にご相談ください。本体以外にリモコンの故障や電池の消耗も考えられます。リモコンの電池を入れ替えても動かない場合、リモコンとオープナー本体との同調が出来ていない事もありますので、オープナーの「LEARN」ボタンを押して登録したいリモコンのボタンを押し再設定を行います。古いタイプのオープナーでも対応可能なリモコンを在庫していますので、お問い合わせください。
※リフトマスターのリモコン895MAXはリモコン本体の故障事例が多いリモコンです。他のリモコンに交換する事で解決します。
※左は故障の多い895MAX 右は定番の893MAX
5.途中まで閉まるが戻ってしまう
木製パネルによくある症状ですが、木製パネル表面の塗装が劣化し雨などの水分をパネルが含んでしまい、当初オープナーに設定したパネル重量が変わってしまった場合はオープナー側で開閉トルクの調整が必要です。またローラーやヒンジ、スプリングの摩擦などによる障害で同じような現象が起こる場合があります。この場合は、摩擦を減らす様にグリスアップするか、ローラーなどの消耗品を交換する事で解消できます。
※木製パネルの場合、ヒンジ部のナットが緩みますので、緩み止めのナットの設置をお勧めします
※新しいローラーに交換すれば音も静かで動作もスムーズ
6.開いたまま閉まらない
この場合、開閉位置の調整が不適切で起こる症状です。ベルトやチェーンのゆるみで当初の開閉位置の設定がずれてしまっています。一度ベルトまたはチェーンを外して再度リミット位置を調整する必要があります。また、障害物センサーが反応していたり故障している場合はこのような現象が起こります。
7.最近動作音がうるさくなった
これは長年の使用でヒンジやローラー、チェーンなどの駆動部分の動きが悪くなったり、オープナーの劣化によるものです。
ヒンジやローラーはグリスアップや場合によっては交換することで解消されますが、オープナーの動作音は交換しないと解消は難しいです。一般的にチェーンドライブの場合の動作音は大きく、ベルトドライブの動作音は比較的静かですが、最新モデルはDCモーターの使用で動作音がさらに静かになりましたので、住宅などへのビルトインガレージの場合に開閉音が居室に響きにくくなります。
※DCモーター採用、WIFI接続でスマートホンで操作可能
以上の他に、上記の故障原因が複合して故障する場合があります。各事例とも単に部品交換だけでなく総合的なメンテナンスと調整作業が不可欠です。故障してからでは修理に時間がかかります。車に車検や点検制度があるように設置してから10年以上、最近動作がおかしい、音がうるさいなど、「困った!」となる前に一度メンテナンスをお勧めします。
★お問い合わせはメール・お電話・お問い合わせフォームから
↓(お問い合わせフォームにリンクしています)
↑ 様々な事例をブログ形式でご紹介しています♪
1.スプリングの消耗による破断
オーバースライダーはトーションスプリングの巻き戻す力を利用して開閉しています。トーションスプリングは開閉するごとにねじられたり戻ったりの繰り返し。
このトーションスプリングは新設時から約8年~で破断する可能性が大きくなる消耗品です。万が一破断した場合はスプリングで巻き上げる事が出来なくなりますので、オーバースライダーは開閉する事が難しくなります。
※カバー付のスプリングやインナーチューブ式のスプリングは目視では判断できません
スプリングが破断しているかどうかはスプリング自体が二つに分かれてしまうので、目視で判断できます。このような場合は、オーバースライダーのパネルに合わせたスプリングを選定し交換する事で解消します。
※上は交換用のスプリング、下は破断したスプリング
スプリング交換で重要なのは、現在のオーバースライダーパネルに合ったスプリングを選定する事です。間違ったスプリングを設置した場合、電動オープナーに過大な負担がかかり場合によってはパネルの破損、電動オープナーの故障につながります。
2.障害物センサーの異常
トラックレール(オーバースライダーのローラーが往復をするレール)の左右下部分に設置されている障害物センサー。
このセンサーを遮るとオープナーは障害物を判断して動かなくなります。単に障害物があるならそれを取り除けば解消されますが、障害物が無いにもかかわらず動作しない、少し動いて戻ってしまうなどの場合はセンサーそのものの故障かオープナー本体内部の基盤エラーが考えられます。
基盤エラーの場合はオープナーに合った型番の基盤を用意できれば交換・調整で解消する事ができますが、設置から15年以上経過したオープナーは新しいオープナーへの交換を検討した方が長い目でみれば得策です。また、周波数(富士川以東は50Hz)の違いにより突然動作が不安定になる事例もあります。
3.モーターギアやベルトの消耗
電動のオープナーにはモーターの回転力をチェーンやベルトに伝えるギアが付いています。長年の使用でこのギアが消耗したり、ギアを貫通しているシャフトが破断するとオープナーの力を適切にチェーンやベルトに伝えることが出来なくなります。この場合の特有の現象として、いつもの通りにスイッチを押してもオーバースライダーは動かず、モーターの回転音だけが「ブーン」と鳴ります。ベルトドライブの場合、ベルトの山がすり減ってギアが空回りすることもあります。
この場合、ベルトアッセンブリーの交換やギアアッセンブリーを交換にて対応、もしくは電動オープナーそのものを交換します。
4.オープナー本体の故障またはリモコンの故障など
たまにあるのがこの症状。スイッチを押してもウンともスンとも反応が無い。この場合の多くは2で書いた通り基盤のエラーによるもの、もしくは落雷による誘電雷の影響です。落雷による影響の場合、家屋に掛けている火災保険で賄える場合もありますので、まずは保険会社にご相談ください。本体以外にリモコンの故障や電池の消耗も考えられます。リモコンの電池を入れ替えても動かない場合、リモコンとオープナー本体との同調が出来ていない事もありますので、オープナーの「LEARN」ボタンを押して登録したいリモコンのボタンを押し再設定を行います。古いタイプのオープナーでも対応可能なリモコンを在庫していますので、お問い合わせください。
※リフトマスターのリモコン895MAXはリモコン本体の故障事例が多いリモコンです。他のリモコンに交換する事で解決します。
※左は故障の多い895MAX 右は定番の893MAX
5.途中まで閉まるが戻ってしまう
木製パネルによくある症状ですが、木製パネル表面の塗装が劣化し雨などの水分をパネルが含んでしまい、当初オープナーに設定したパネル重量が変わってしまった場合はオープナー側で開閉トルクの調整が必要です。またローラーやヒンジ、スプリングの摩擦などによる障害で同じような現象が起こる場合があります。この場合は、摩擦を減らす様にグリスアップするか、ローラーなどの消耗品を交換する事で解消できます。
※木製パネルの場合、ヒンジ部のナットが緩みますので、緩み止めのナットの設置をお勧めします
※新しいローラーに交換すれば音も静かで動作もスムーズ
6.開いたまま閉まらない
この場合、開閉位置の調整が不適切で起こる症状です。ベルトやチェーンのゆるみで当初の開閉位置の設定がずれてしまっています。一度ベルトまたはチェーンを外して再度リミット位置を調整する必要があります。また、障害物センサーが反応していたり故障している場合はこのような現象が起こります。
7.最近動作音がうるさくなった
これは長年の使用でヒンジやローラー、チェーンなどの駆動部分の動きが悪くなったり、オープナーの劣化によるものです。
ヒンジやローラーはグリスアップや場合によっては交換することで解消されますが、オープナーの動作音は交換しないと解消は難しいです。一般的にチェーンドライブの場合の動作音は大きく、ベルトドライブの動作音は比較的静かですが、最新モデルはDCモーターの使用で動作音がさらに静かになりましたので、住宅などへのビルトインガレージの場合に開閉音が居室に響きにくくなります。
※DCモーター採用、WIFI接続でスマートホンで操作可能
以上の他に、上記の故障原因が複合して故障する場合があります。各事例とも単に部品交換だけでなく総合的なメンテナンスと調整作業が不可欠です。故障してからでは修理に時間がかかります。車に車検や点検制度があるように設置してから10年以上、最近動作がおかしい、音がうるさいなど、「困った!」となる前に一度メンテナンスをお勧めします。
★お問い合わせはメール・お電話・お問い合わせフォームから
↓(お問い合わせフォームにリンクしています)
↑ 様々な事例をブログ形式でご紹介しています♪