トロリーの破損、原因は・・・・

埼玉県のお客様より、「トロリーレールが破損してしまった！」とのHELPコール。故障個所の画像をお送りいただくと、確かにトロリーが破損していてガレージドアを引っ張ってこれない状況に・・・。



たまにあるんです、このような現象。レールとの摩擦によってトロリーが破断してしまうのですが、この様になるには原因があるんです。単純にトロリー部品だけ交換しても原因を取り除かないとまた同じような事象が起こります。オーナーさんは中古物件として購入されたので、ガレージドアの設置やメンテナンスの経緯はわからないとの事で、お客様と相談して消耗品等交換も同時に行う事になりました。



現地に到着して調べてみると、ガレージドアの開閉が異常に重くスプリングのバランスが合っていない状況。これでは電動オープナーやトロリー部分に必要以上の力が掛り続けてこのような現象になるのも無理はありません。
早速重量バランスを考慮してスプリングを選定して交換。同時にオープナー側のギアアッセンブリーとトロリーレール、駆動用ベルト、ドア側のガイドローラー、トーションワイヤーを交換しました。




今回はガレージドアの開閉が毎日ではないとの事で、電動オープナーは交換せずに消耗品を交換して対応しました。それでも開閉音が鋳銭比べて格段に静かになりました。


外したスプリングは重量換算で１５ｋｇ以上も物足りないスプリングが装着されていました。

ガレージドア（オーバースライダー）は簡単な原理で稼働するドアですが、部品構成しているスプリングは人間にたとえれば心臓ともいえる部品。これが不全となると全体に大きな影響を及ぼします。電動オープナーは人間にたとえれば頭脳といったところでしょうか。

いずれにしても人間も人間ドックなどの定期的な健診が必要なように、ガレージドアも故障する前に点検整備する事が必要不可欠です。



この日も富士山がきれいに見えました♪


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